2月12日~15日サンフランシスコ, Moscone Centerにて開催されましたIBM「Think 2019」にFresche Solutions, Inc.幹部とともに参加して参りました。4万に近くのお客様、パートナーが参加され、日本からも900人を超える集客となり大変盛況な印象でした。詳細については各セッションのリプレイも可能ですので是非拝見頂ければと思います。https://www.ibm.com/events/think/
9月に買収完了するRedhatとのCloud戦略とあらゆるクラウド環境で動くWatson Anywhereが大きなキーワードでした。IBM Researchが開発したディベート用AI「IBM Project Debater(Project Debater)」を使った公開討論など本当に身近な領域で利用されていく気運を感じました。https://www.ibm.com/events/think/watch/replay/120118800/
5年後の5つの技術動向を毎年予測する「5 in 5」においては2024年までに世界の人口が初めて80億人を突破しようとしているこの社会で、「未来の需要を満たすために、化学や微生物学におけるブレークスルーや新たなAIアルゴリズムの開発、クラウド接続型デバイスの実現によって、食の安全と安心に対するまったく新しい考え方を持つ必要がある」としてITを高度利用したよりエシカルな社会についての提言がされて非常に今後の事業方向性において考えさせられる内容でした。(ブロックチェーンやIoTデバイス、AIアルゴリズムの発達により、農家から食料品店までのサプライチェーンにおいて、栽培量、注文量、出荷量を正確に把握可能になるため、食品廃棄物を大幅に減少させる社会へ)そのような予測において量子コンピュータ「IBM Q System One」も利用されていくのでしょう。
総括として、IBMテクノロジーはより将来の世界社会を見え据えた中で新しい時代を見据えているようにとらえる事が出来ました。実りある出張となりました。
鎌田 悟